今後の企業経営では「技術経営力」がその競争力の中核になってくるといわれ、技術経営(MOT:Management of Technology)の品質こそが、その企業の盛衰を分ける重要な鍵になるといえます。
まず、技術経営(MOT)とは何か、その基本概念を捉えておくと、簡単にいえば「技術を経営の立場からマネージする」ことなのです。
それでは「技術」とは何か、それは「役に立つ技」なのです。また、経営とは「工夫し成し遂げる」ことであり、科学的知識も工学的知識も実際に使われ役に立ってはじめて「技術」になる、といえます。
技術知識をどう生活に役立てるか、この概念に最も近いのがMOT(Management of Technology)であり、テクノロジー・マネジメント(Technology Management)なのです。ビジネス・スクールでは前者、工学部系では後者がよく使われますが、最近の国際会議等では両者を包含してEngineering and Technology Managementということもあります。また、イノベーションに焦点をあて、TIM(Technology and Innovation Management)ということも多くあります。